皆さんは退職したいと考えた時に、突発的に退職の申し出を会社にしていませんか?退職する前というのはとても貴重な時間で確認しているのとしていないでは退職後の生活が変わります。実際、退職後はやるべきことが沢山あるのでいざ、退職をしたい!と思った時には辞める前から計画的に逆算して生活をしていくことをお勧めします。
ここでは退職前に確認しておくべき内容をまとめておきましたので参考にしてみてください。
- 退職後の進路を決めておくこと
- 進路が決まったら生活スタイルの見直し
- 多少の貯金を準備をしておくこと
- 退職後の手続きについて調べておくこと
- 有休や健康保険の確認
- まとめ
1、退職後の進路を決めておくこと
会社を辞めたいと思った時に、心配なのは辞めた後の生活についてではないでしょうか?退職理由は人それぞれあると思いますが、退職した後にすぐ自営業や転職を行うのかそれとも失業給付をもらいながら過ごすことや家族の世話になるとでは生活のしかたや手続きの内容が変わってきます。先のことなんてわからないって思うこともありますがざっくりとでもいいですから進路をある程度決めておいた方がいいです。
進むべき行動を明確にすることで、煩わしい内容も時間も取られなくて済むので退職後の生活を安心して過ごせます。
2、進路が決まったら生活スタイルの見直し
ざっくりとでもいいから、退職後の進路が決まったらご自身の生活スタイルを見直しておきましょう。
退職後の生活において、収入がなくなるので退職前と同じ生活していると家賃や生活費などの不安から精神的に追い込まれることもあります。ここは、ちゃんと見直しておくことで少しでも不安状態を減らしていきましょう。
例えば、生活スタイルの見直しするとしたらどこでしょうか?
退職前や退職後に、引っ越しや車検などはありませんか?退職後には時間ができるから、旅行や帰省など自分へのご褒美に奮発ってこともあると思うので時には沢山のお金がかかることも想定して見直ししていきましょう。
人生の中では、必ず契約というものが発生します。契約する上で、信用が必要な手続きがあるものは退職前に事前にやっておいた方がいいです。手続きによっては勤務先や年収の記載が求められることがあるので退職したことで収入がないために、社会的信用が下がると考えられ契約できないこともあるので確認しておきましょう。
3、多少の貯金を準備をしておくこと
上記のように、生活していくためにはお金は重要になります。進路を明確にしておくことが大事なのは退職後すぐ転職して収入を得るのか失業給付を受給していくのかによっても変わります。すぐ転職をする場合は、収入がないという期間がないが職が変わったことで収入が減ることがあります。
失業給付を受給する方は、会社都合や自己都合という会社の辞め方によっても給付日数や待機期間が変わってきますので注意してください。また、雇用保険に入っているかどうかや職務日数によっても失業給付できるかどうか変わりますので受給できないことも考え、多少の貯金を準備しておくことが大事です。
会社都合と認められる場合は、給付までの待機期間が短いですが自己都合で辞めた場合は、3ヶ月の待機期間が発生しその間は受給されずその後に受給されるので受給されない間も生活できるお金は準備する必要があります。
また、失業給付を受給した場合でも働いていた頃の収入よりも多少少ない額になるため数ヶ月だとかなりの差で貯金ができないということもあります。
在職中の収入によっては、ご自身の毎月の貯金額が少ない方は年数で考えて行動していくことになりますので本当に辞める時期は考える必要があります。
どんな場合でも生活する上では、支出が必ず発生しますので貯金をより多く準備しておくことが重要です。
4、退職後の手続きについて調べておくこと
退職するにあたって、退職直後は手続きがいくつかあります。退職してから調べるには時間がかかってしまい手続きに行けなかったり手続き漏れが出たりします。また、会社とトラブルになっている場合や事前に必要な書類を確認していないことで必要な書類が届かないということもあります。催促しても、すぐには準備できないこともあるので状況に合わせた必要な手続きを調べておきましょう。
退職後に必要な手続きは、
①国民年金(各市町村役場へ14日以内に手続き行う)
②健康保険の切り替え(状況判断が必要になり適したものを選びましょう)
パターン1;健康保険の任意継続を行う…負担額に注意!今までは会社と自身の折半だったが今後は全額自己負担になります。
パターン2;国民健康保険(国保)への加入…各市町村役場にて退職後14日以内に加入する必要がある。 前年の所得で保険料が決定するため、事前に確認しておくと良いでしょう。国保への加入が決まっている場合は、年金と一緒に手続きをしておきましょう。
パターン3;健康保険者の配偶者、両親などの扶養に入る…退職者が失業給付を受けている間は収入になるので扶養に入ることはできませんが3ヶ月の待機期間中は加入することができるので退職直後の状況によって健康保険者が務める会社にて手続きをお願いする必要があります。
パターン1と2は事前にそれぞれ機関に電話して比較しておくことで把握することができます。また、年金と国保については、会社の倒産や雇い止めなどによる離職の場合は、免除・減免または猶予期間といった軽減を受けれる場合があるので知っておくと良いでしょう。
③失業給付の申請手続き…ハローワークにて手続きする必要がある。すぐに転職する場合は申請することができません。手続きに時間がかかることと離職理由によっては待機機関が異なる。理由によっては、延長することも可能なので必ず離職後30日以内に延長手続きを行なってください。
これらを、手続きするためには会社からの書類一式必要になるのでもらうべき書類は確認しておくことが大事です。会社によっては、必要な書類がわからず言われたものだけを準備するということもあるので相手が忘れないようメモを渡しておくことをお勧めします。
5、有休や社会保険料の負担について確認
退職したいと申し出た際には、有休消化も確認して最終出勤日を会社と確認しておく必要があります。管理が全くできていない会社では有休の不一致により退職日が変わってしまうことがあります。
また、退職日が月の末尾ではなく月の途中の場合は社会保険料も確認しておいた方がいいです。なぜなら、社会保険料は会社と自身で折半であり月の途中退職でも日割り計算ができません。なので、会社によっては全然働いていないから社会保険料を払いたくないと思うこともあるので自分で払ってねとなりかねないので注意しておくと良いでしょう。
6、まとめ
いかがでしたでしょうか?私が経験したことですがこのように、退職前にやるべきことって沢山あって結構大変なんですよね。これが、最悪な会社だと揉めることもあるので自分で知っておくことが一番大事なことだと思います。無知だったことで損したことも多々あったと思います。特に退職したから直後はゆっくりする暇はなく労力も時間も奪われますが一度こなしてしまえば、安心して過ごすことができます。
特に退職した後は、転職活動をすることも必要ですが離職したからこそ時間は有意意義に過ごしたいものでお金や生活を不安がるのではなく暮らしや心を豊かにしていくこと、趣味の時間ややりたいこと、家族の時間などへ投資していくことが人生の楽しみではないでしょうか?
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